4歳で始まった吃音──我が子の発達に悩み続けた日々

4歳で始まった吃音──我が子の発達に悩み続けた日々

私が子どもの発達において最も悩んだのは、「吃音症(きつおんしょう)」でした。今もなお完全に改善したわけではなく、現在進行形で向き合っている課題です。

吃音が見られるようになったのは、次男が4〜5歳の頃。例えば挨拶で「おはよう」と言いたくても、「お、お、おはよう」と、最初の言葉がうまく出ず、何度も繰り返してしまうのです。最初は一時的なものかと思っていましたが、なかなか改善される気配はありませんでした。

特に症状が強く出るのは、緊張する場面です。目上の人や年上の子ども、初対面の人との会話では、明らかに言葉がつまってしまいます。そのためか、幼稚園ではお友だちと遊ぶよりも、一人で過ごす時間の方が多くなっていきました。

心配になり、保育士さんに相談したところ、「一度専門機関でカウンセリングを受けてみては?」とアドバイスをいただき、病院へ連れていくことに。

しかし、カウンセリングを受けたからといってすぐに改善するものではありませんでした。
むしろ、本人が「病院に行く=変わっている」と捉えてしまったようで、逆に自信をなくしてしまったように見えました。

結局、大きな変化がないまま小学校に入学。成長とともに少しずつ落ち着いてはきましたが、吃音そのものが消えたわけではなく、現在も次男は言葉の壁と向き合い続けています。

吃音とどう付き合っていくか、親として何ができるのか。今でも模索しながら、毎日のコミュニケーションを大切にしています。

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